100円のドメイン名

ネットを巡回していたら、 meドメインが初年度100円、というのをやっているのをみかけたので試しに買ってみました。ま、100円だし(^^;・・・ということで、IPアドレスでアクセスしているDTIのVPSサーバーを100円ドメインに割り当ててみました。

お名前.com のDNSにAレコードを登録して・・・ 念のため コマンドプロンプトで ipconfing /flushdns を実行後、nslookupで確認・・・ちゃんと名前からIPアドレスが引けてます。逆引き用にPTRレコードを・・・と思ったけど・・・これはドメイン管理もDTIのサービスを利用しないと編集できないようで・・・諦めます。逆引きできなくても、まぁ、特に問題ないし。

で、コレ、100円なのは最初の1年間だけ。次の更新では2000円ほどかかる。他のドメインより高い・・・見事に釣られました、ということです(笑)

とりあえず、プライベート用途で、Subversion・WebDAV・iPhone用のファイル共有用、他、Perl/PHP実行環境で1年オンリーで使ってみる。

ドメイン取得でようやくVPSサーバーを実稼働・運用できそうです。

22番ホームへ、いらっしゃい。

変なタイトルですみません・・・。(ちと間違いがあったので大幅に修正しました。9/2)
「ポートフォワーディング」を検索すると概念的な説明とか詳しい設定方法がいっぱいあるのでそちらを参照するほうが良いです。あくまで自分用の備忘録です。あしからず。

Webサイト構築などでサーバーの設定を自分でいじれるようになると、いろいろ触りたくなるものです。通常ホームページのデータはFTPでアップロードしてたわけですが、セキュリティーだの個人情報だの、騒がれると、このFTP経由でのアップロード手段も問題となります。FTPの何が駄目なのか、「生のデータを垂れ流す」この一点につきると思います。パスワードでさえプレーンテキストで送っちゃうんですから・・・。

というわけで、SFTPだの、SSLを利用したFTPSだのといったものが出てくるわけですが、使い慣れたFTPクライアントを変えたくない・・・というのは誰しも思うのではないでしょうか。

そこで、これらセキュリティーの問題を克服しつつ、使い慣れたFTPクライアントを使い続けたい・・・この二つの要望を叶えてくれるのが、TCP 22番ポートを利用した、ポートフォワーディングというわけです。

つい最近知りました(笑)

もともとは、DreamWeaverCS4で、秘密鍵を利用したsFTPができないことが、不満で、いろいろ検索して調べた結果、このポートフォワーディングという仕組みを知ったというわけです。なお、DreamWeaverCS4はSFTPのパスワード認証ログインのみ対応しているようです。CS5は持ってないので分かりません。

で・・・ポートフォワーディングを利用する準備です。TeraTerm(ver4.65)を使用します。

  1. サーバー側のsshd の設定を確認。
    /etc/ssh/sshd_config ファイルで、AllowTcpForwarding yes に。
  2. FTPサーバー(vsftpd) の設定ファイル(/etc/vsftpd/vsftpd.conf)に次を追記。
    pasv_promiscuous=YES
    (注)YES に設定した場合、 PASV セキュリティーチェックを無効にし、 制御用の接続と異なる IP アドレスからのデータ接続を許可する。 何をしているかを理解している場合にのみ有効にすること。 唯一の道理にかなった利用法は、安全なトンネルの中で使うか、 そうでなければ、おそらくは FXP(訳注: リモートホスト間転送) を容易にするためのものである。

    pasv_min_port=50000
    pasv_max_port=50002
    も追加します。PASVモードでデータ受信のためにランダムなポートで接続しますので、これらポートもポートフォワーディングしないといけません。ポート番号の最小値・最大値を指定してそれらのポートすべてについてポートフォワーディングする必要があります。 ※これら上記の値(50000とか)は適当につけてます。

  3. TeraTermの「設定」メニューの【ssh転送】を設定。 
      SSHポート転送2 
    「ローカルのポート」は、FTPクライアントと同じマシン(つまりlocalhost)の適当なポート。21番じゃなくてもいい。なんでも好きなの。 「リモート側ホスト」には、sshdが動作しているサーバーから見たFTPホスト。たいていsshdとvsftpdは同じマシンで動作していることが多いし、実際僕の場合もそうなので、今回はサーバーから見たFTPホストということで127.0.0.1を入力。
    また、これと同様に上記で
    pasv_min_port=50000
    pasv_max_port=50002
    と設定しているので、50000~50002までのポートも同様に転送設定を行います。
    SSHポート転送3 

    最終的には、下記のような感じになります。
    SSHポート転送 

    これらの設定で、クライアント側のマシンで21番と,50000~50002番ポートがLISTEN状態になっているはずです。コマンドプロンプトを立ち上げ、netstat –a –p TCP と入力することで確認できます。

  4. 準備完了で、次はFTPクライアントの設定変更です。
  5. FTPクライアントの設定。
    普通はFTPサーバーの接続先は、Webサーバーのアドレスを指定していると思いますが、これをlocalhost、つまり自分のマシンのループバックアドレス(127.0.0.1)を指定します。使用するポートは、上記で指定した「ローカルポート」を使うように設定します。上記の例ですと21番を指定しているので、FTPクライアントのポート番号を変更する必要はないですが。
    あと、PASVモードを有効にする必要です。
  6. これで設定終了。
    つまり、FTPクライアントは、自分のマシンの21番ポートにアクセスすると、ポートフォワーディングによって、その接続(コネクション)がリモートホスト側に転送されるってわけで。自分のマシンからリモートホストまでは当然、ssh接続なのですべてのデータが暗号化されている・・・ってわけで、これで安心・・・というわけです。。。
  7. ちなみに・・・
    FTPサーバーの設定で、ローカルアドレス(127.0.0.1)からのみ接続可のように設定しておけば、ポートフォワーディングしていない、普通の?FTP接続は拒否できると思います。たとえば、僕は /etc/xinetd.d/vsftpd に、only_from = 127.0.0.1 とかしています・・・。

FTP接続するたびに、TeraTermを立ち上げなければなりませんが、まぁ、最小化していれば問題ないしね。。。

 

で、このポートフォワーディングを利用することで、なにかとアクセス制限が多くなるファイアーウォールを超えて自由に通信が可能になります。家のブロードバンドルータの22番ポートさえ開けておけば、適切にアドレス変換などの設定を行うことで、インターネット上の経路を流れるデータを暗号化しつつ、どんなポートでも転送してくれるので非常に便利です。

あ、sshdデーモンの設定を変えれば別に22番ポートじゃなくてもいいかなと。 実際、秘密にするときは、22番ポートなんて使わないでしょうし。。。

いやぁ、Linuxのサーバー一個家に入れとくだけで、たいていのことなら全部解決してしまいますねぇ~。便利ですねぇ。

VirtualHostの設定

今のブログ(WordPress)のテーマが飽きてきたので、変えてみました。ちょっと見づらいけど・・・。

Apache2.2でバーチャルホストの設定を行っていて、あまりにも無知なおいらに愕然としたので、備忘録として残しておこう・・・というエントリです。

なお、このエントリいう、バーチャルホストは、ネームベースのバーチャルホストです。さらに、LAN内のテスト目的に設置するWebサーバーの事です。あしからず。

通常、バーチャルホストの設定は、以下のような感じかと思います。

 
NameVirtualHost *:80 
<virtualhost *:80>
  ServerName first.localdomain
  DocumentRoot /var/www/vhosts/first
</virtualhost>

<virtualhost *:80>
  ServerName second.localdomain
  DocumentRoot /var/www/vhosts/second
</virtualhost>

のような感じかなと。

そうすることで、http://first.localdomain/ とか、http://second.localdomain/ とかでアクセスできるようになりますよね。

ここで、httpsでもアクセスできるようしたい場合・・・HTTPSリクエストを処理できるように設定をした上で、さきほどの設定にNameVirtualHost *:443 を追加して、<VirtualHost *:80> を、<VirtualHost *:80 *:443>と書けば済む話だったんですね・・・。

 
NameVirtualHost *:80
NameVirtualHost *:443

&lt;virtualhost *:80 *:443&gt;
  ServerName first.localdomain
  DocumentRoot /var/www/vhosts/first
&lt;/virtualhost&gt;

&lt;virtualhost *:80 *:443&gt;
  ServerName second.localdomain
  DocumentRoot /var/www/vhosts/second
&lt;/virtualhost&gt;

ドキュメントをよく読めばすぐ解決するものを・・・しかも、:80を省略したら、httpdの起動時にエラーになるし・・・。気付くの遅くてApacheの設定にまる一日かかっちゃったよ。。。(ーー;;;

やっぱり、ドキュメントはちゃんと読まないとダメですね・・・。
で・・・バーチャルホストの設定をいろいろやってたら・・・

自分だけが知っている秘密のホスト名をつけたバーチャルホストを定義すれば、公開しているWebサーバーと同じサーバー上に秘密の?Webサーバーを同時に立てられるな・・・と気がつきました。気付くの遅すぎ(笑)

隠したければ、BASIC認証なりDigest認証なりでパスワードでロックすれば済む話ですが、存在自体をなるべく隠したいといった場合は使えるかもしれませんね。。。もちろん、クライアント側には、hostsファイルなどでIPアドレスと名前を登録しなければいけませんが・・・。仲間内だけでWebサーバーを公開したいといった場合は便利かも・・・。

あれ? サクサクだ。

5月に契約した、DTIのVPS、当初運用するためにいろいろ設定したんですが・・・あまりに重すぎて、VPSサーバー自体を停止して休眠させていました。

Linux(・・・というか、CentOS)の経験値が徐々に上がってきて(^^;)、つい先日、一度サーバー自体をまっさらにして、設定を全部やりなおそうと、VPSを起動して使ってみたところ・・・

 

サクサクだ・・・。

 

以前はキー入力がときどき固まって、イライラしたもんですが・・・改善されたのは嬉しいす。

というわけで・・・先日からちょっとづつ運用にむけて設定中。

 

VPSにはグローバルIPアドレスが一個与えられているだけなので、別途ドメイン名を確保しないとメールの送信・受信ができない。で、ドメイン名を取るまで、とりあえず、ssmtpをsendmailの代わりにすることでメールを送信するようなphpとかCGIが動かすところまで完了。やっとこさ、Wordpressをまともにが動かせるようになりました(^^;;;

ベストなSSHクライアントは?

会社のWebサーバーが取引先のVPSサーバーに移行した関係で、コンテンツだけでなくWebサーバー自体の管理も私がするようになりました。

個人的にも使用し始めようとしているDTIのVPSサーバーと違って会社が契約しているVPSサーバーは、やっぱりレスポンスが速いです~。
これで僕が受け持っている仮想サーバーは、テスト目的で入れているものも含めて4つ。このところ僕の中では仮想サーバーが大流行りです(^^;

実機を持つとサーバー実機自体の管理、電気代、廃熱、緊急時の対応、バックアップなどの諸々の煩わしさから解放されます。仮想化というと、パフォーマンス(性能)がなぁ~・・・と思う方がまだまだいるみたいですが、デスクトップ機ならまだしも、サーバー用途では必要十分な性能です。もちろん過負荷時のパフォーマンスは実機よりも落ちますが、負荷が大きくなりだした時点で実機へ移行すればいいだけ。デメリットよりメリットの方が大きいので流行ってんでしょうねぇ。

で、管理するのにSSHアクセスすることが多いので、やっぱりSSHクライアントは使い勝手を求めてしまいます。

現状、Windowsで動くSSHクライアントは

ぐらいでしょうか。
最近までPoderosaの複数のセッションをタブで切り替える方式が好きで使っていたのですが・・・ちょっと前からTeraTermを使うようししました。
これといって理由はないのですが、まぁ、使うケースによってPoderosaを使ったり、TeraTermをつかったり・・します。タブでセッションを切り替えられるのは便利だし~。

TeraTermはファイル転送もTeraTermからできるのでWinSCPといった別プログラムを立ち上げないで済むのがいい感じです。

で、付属のTera Term Menuを使ってサーバー毎に接続設定を保存して、タスクバーの通知領域からTeraTermを立ち上げるようにしているのですが、このTera Term Menuがちょっと問題あり。

一時的に使用しているテンポラリファイル(下記参照)にパスワードが平文で保存されてしまっているんですよねぇ・・・このテンポラリファイルはTera Term Menuを終了しても残ってしまっているのでなんとも変な仕様です。

【Tera Term Menu が作っていると思われるテンポラリファイル】
filedelete 'T:TEMPttmA.tmp'
connect '172.16.***.***:23'
UsernamePrompt = 'login:'
Username = 'admin'
PasswordPrompt = 'Password:'
Password = '1234567'
wait   UsernamePrompt
sendln Username
wait   PasswordPrompt
sendln Password

一応管理しているすべてのサーバーはパスワードログイン不可設定なので、秘密鍵ファイルを漏らさないようにすればいい話ですが・・・う~ん・・・共用PCで、これはちょっと問題かなと。

幸い僕が使っているPCはテンポラリディレクトリをRAMディスク上に作るようにしているのでPCをシャットダウンすると自動的に削除されるので実質問題はないとは思うのですが・・・。

探せばどなたかがパッチを作っていそうな気もしますが・・・。