TortoiseSVN 1.7.7でクライアント認証が失敗する

アップデートされた、というダイアログが出たので、アップデートしてみると、
commitもupdateも、認証に失敗して何もできなくなってしまった。

サーバーは、SSL(Apache)+クライアント認証で使ってて、 TortoiseSVN 1.7.6のときはフツーに使えてたんだけど・・・1.7.7にしたら認証が効かなくなった。

保存されている認証データをクリアし、%APPDATA%Subversionauthsvn.ssl.serverも削除、レジストリのHKLMSoftwareTigris.orgServersサーバー名ssl-client-cert-file のエントリもクリアして試してみたけど、駄目(ーー;;;

しょうがないので、1.7.6に戻したら・・・今度は言語が日本語にならず・・・もう散々(^^;;;

一旦、アンインストールして、%ProgramFiles%TortoiseSVNフォルダを削除して1.7.6をインストールしなおしてやっとこさ元通りに・・・。

やっぱりバージョンアップしたからって、すぐにアップデートすると痛い目見ますね・・・。とほほ。
これって何か特別な設定が必要になったんでしょうかね??? 単なるバグならすぐ治るからいいけど・・・。

最近 ネットでの情報がGit に関連するものが多くなってて気になってはいるんですが・・・個人でやるにはいまいち大袈裟なんですよねぇ。。。流行りものは、やはり手を付けておくべきなんでしょうか(^^;

iTunesで曲名の列挙

ちょっとメモ。

iTunesに登録した動画・音楽の一覧をプログラムかスクリプトから取得したくて・・・。
はじめに思いついたのは「ライブラリのエクスポート」で得られるXMLファイルから取得する方法。
これは単純にXMLをパースするだけなんで、C# (.NET Framework)で使えるようにラップするクラスを作った。
これを使って、下記のようなコードで曲名を列挙できた。・・・が、

/*
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Text;
using System.Xml;
using System.Linq;
using System.Xml.Linq;
*/

public static void Main(string [] args)
{
  if(args.Length <= 0)
    {
      Console.WriteLine("XMLファイルを指定してください。");
      return;
    }

  string xmlfile = args[0];

  var albums = new Dictionary<string,Album>();

  var xDict = new XDict(xmlfile,"/dict");
  var Tracks = xDict["Tracks"] as XDict;

  foreach(var key in Tracks.Keys)
    {
      var xDictTrack = Tracks[key] as XDict;
      
      //アルバム名がない場合、アーティスト名で作成する。
      if(xDictTrack["Album"] == null)
        xDictTrack["Album"] = xDictTrack["Artist"] ?? "No Album";
      
      var tune = new Tune(xDictTrack);
      
      if(albums.ContainsKey(tune.Album))
        albums[tune.Album].Tunes.Add(tune);
      else
        albums[tune.Album] = new Album(tune);
    }

  foreach(var album in albums.Values)
    {
      Console.WriteLine("---{0}-",album.Name);
      album.Sort(SortBy.Track);
      album.Tunes.ForEach((tune) => Console.WriteLine("{0:D2}:{1}",tune.Track,tune.Name));
    }
}

これを書いてたとき、たまたまGoogleで検索してたら、iTunesアプリケーション自体がCOMオートメーションサーバーを実装していてドキュメントが公開されているのを今更発見しました(笑) なんだ、スクリプトから簡単に曲名からプレイリストの編集までできるんじゃないですか!(^^;;
さっそく https://developer.apple.com/downloads/ で無料のデベロッパー登録?して “iTunes COM for Windows SDK”をダウンロードしドキュメントをゲット。

/*
 wscriptで動かすと延々メッセージボックスがポップアップするので注意。
*/
var	iTunes = WScript.CreateObject("iTunes.Application");
var	tracks = iTunes.LibraryPlaylist.Tracks;
var	num = tracks.Count;
for(var i = 1;i <= num;i++)
 WScript.Echo(tracks.Item(i).Name);

簡単!

最初のXMLから取得する方法は無駄になった・・・けど、C#でXMLを操作する勉強をしたと思えば・・・ま、いいか(^^;

cygwin with mintty

いまさらながら、(個人的に)必要に迫られてcygwinを夏に買ったVAIO Zにインストールした。

もともと vpsのssh接続用にTera Term Proをインストールしていたので、Tera Term Proに入っているCygtermを介して Tera Term Pro 上で使うようにしました。コピペもWindowsのコマンドプロンプトなシェル より遥かに使い勝手がいいし。

で、ちょっと調べてみたら、cygwin の端末エミュレータとして標準で mintty というのがインストールされてて、どうやらこのminttyがcygwin 推奨の?端末ソフトらしい。Tera Term Proでもほとんど不満はないのですが、やはりcygwin 関係はcygwin 内ですべてを完結させたいところ。
使ってみると、日本語もちゃんと表示されるし、最低限の機能を備えているので問題なし。Windows7でウィンドウの透過を”Glass”にしたら、結構かっこよく見える(^^;;;

ただ、一点、不満がありまして・・・、それが・・・環境変数 HOME の扱い。Windowsのアプリですでに環境変数HOMEを設定していて、これは変えたくない。

で、どうやら、mintty を起動すると、cygwinのインストーラが作成した、/etc/passwd(実際にはc:cygwinetcpasswd) を見ているらしく、デフォルトでホームディレクトリが、Windowsの%USERPROFILE%になるみたい。

Tera Term Pro では、「設定 → その他の設定」で、環境変数を設定できる項目があるのでHOMEを /home/username と設定することで解決してたんですが・・・。

環境変数HOMEをバッチファイルに埋め込めばいいんだけど、それだといちいちコンソールウィンドウが立ち上がってブサイク。

・・・というわけで、バッチファイル(コマンドファイル)ではなく、wsh + jscript の力を借りて下記のような起動スクリプトを作ってスタートメニューに登録。

var wshl = WScript.CreateObject("WScript.Shell");
var env = wshl.Environment("PROCESS");

env.item('HOME') = '/home/' + env.item('USERNAME');
env.item('MAKE_MODE') = "unix";

wshl.Run("c:\\cygwin\\bin\\mintty.exe -i /Cygwin-Terminal.ico -");

vpsへのログインも、cygwin + ssh で。 非WIndows環境はすべてcygwinにしてしまいました。

ええ感じ~、と思っていたら、Tera Term Proで操作ログを常に保存していたのを思い出し・・・mintty のオプション ” -l ” を指定しないと・・・んーーーなんか挫折しそう。

(2012/1/2 : 若干記述修正済み)

HTML DOM access with C#

備忘録です。

System.Net.WebRequest / System.Net.WebResponse クラスを使ってWeb上のHTMLを取得するのは、非常に簡単にできます。MSDNドキュメントにもサンプルがありますし、ネット上でも豊富にサンプルがあるので問題はないです。

が!、取得したHTMLファイルを元に、DOMアクセスさせようとすると途端に.NET Frameworkプログラマーの初心者には、行き詰まってしまいます。 その原因として二つの壁にぶち当たりました。

  1. そもそもHTML の DOMパーサーが、標準でクラスライブラリにない。
  2. Web上から取得したHTMLファイル内に使われている文字コードの判別と、文字コード変換を担うクラスライブラリが標準で提供されていない。

このうち(1)のDOMパーサーについては・・・

Internet Explorer で使われている(正確には WebBrowser コントロールだけど)mshtml.dllが提供するパーサーに任せることができます。mshtml.dll のタイプライブラリが登録されているので、参照を追加することでDOMアクセスができます。具体的には・・・

//HTML内のリンクを列挙するサンプル
using Microsoft;

public static void DomAccessSample(string html)
{
  var hd = new mshtml.HTMLDocument();
  var hd2 = hd as mshtml.IHTMLDocument2;
  
  hd2.write(html);
  foreach (mshtml.IHTMLElement link in hd2.links)
    {
      Console.WriteLine((string)link.getAttribute("href", 0));
    }
}

こんな感じでしょうか。Visual StudioのIDEを使わず、コマンドラインからビルドするには、

#アセンブリの位置はあくまで僕の環境です。 
csc /r:C:\Windows\assembly\GAC\Microsoft.mshtml\7.0.3300.0__b03f5f7f11d50a3a\Microsoft.mshtml.dll ソースファイル.cs

のように、GACに登録されているアセンブリ(DLLファイル)を参照に加えてビルド。

さて、次は、(2)なんですが・・・

MSDNでのサンプルなんかでは、System.Net.WebResponse.GetResponseStream() メソッドから得られるストリーム(Webから取得したバイト列)を、適切なSystem.Text.EncodingとともにSystem.IO.StreamReaderクラスのコンストラクタに渡して、ReadLIneメソッドなどで文字列(string)などを得るようなコードが提示されています。↓のような感じ。

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/system.net.webresponse.getresponsestream(v=VS.90).aspx

しかしながら・・・このMSDNのサンプルコードには不満があります。というか、このコードの実用性は全く無い。

(サンプルなんだから当然っちゃー、当然なんですけどね。)

だって、取得したストリームに使用されている文字コードをUTF8と決めうちしてるんだもんねぇ~。 Web上のテキスト・リソースは、日本に限っただけでも、主にShift_JIS/EUC-JP/ISO-2022-JP/UTF-8 があるし・・・。

Perlで言えばEncode モジュールのような文字コードを判別する処理が必須なんですけども .NET Framework の標準クラスライブラリにはそういったクラスが無い。まぁ、彼ら(.NET Framework の開発者)からしてみれば同じ言語なのに3つも4つも文字コード規格がある、なんてことにいちいち対応してられないんでしょうね。

で、ストリームから得られたバイト配列の文字コードを判別する方法は、検索してみると、下記に詳しく解説されていますね。

文字コードを判別する (DOBON.NET)

この、mlang を使用する方法がお手軽でいいんじゃないかと・・・。Internet Explorer で使われている mlang.dll を利用します。上記サイトで解説されているのように、mlang.idlファイル(WindowsSDKに同梱されています) から、タイプライブラリを生成してレジストリに登録し、Visual C#のプロジェクトに参照を加えることでmlang(MultiLanguage)を利用します。Visual StudioのIDEを使わない場合は、tlbimp.exe で タイプライブラリからプロキシ(ラッパー?)アセンブリ(DLLファイル)を生成して、コンパイルするときにそのDLLを/rオプションで読み込ませます。

//コードの大半は、上記サイトからのコピペ。
//バイト配列から文字コードを推測して、System.Text.Encoding を返す
using System.Text;
using MultiLanguage;

public static Encoding DetectEncoding(byte[] bytes)
{
  sbyte[] sb = (sbyte[])(object)bytes;
  int len = sb.Length;
  var ml = new CMultiLanguageClass() as IMultiLanguage2;
  int scores = 5; //実際には1で十分だけど
  var detects = new tagDetectEncodingInfo[scores];

  //文字コード判別
  ml.DetectInputCodepage(8|4,0,ref sb[0],ref len,out detects[0],ref scores);

  //DetectInputCodepageメソッドから返ると、scoresには実際にdetect配列に格納された候補数が入っている。
  //返された、DetectEncodingInfoとscores(候補数)を見てみる。
  //DetectEncodingInfo.nCodePageがコードページ。
  //Windows(日本語)なら932とかUTF-8なら65001とか入っているはず。
  Console.Error.WriteLine("Scores = {0}",scores);
  for(int i=0;i&lt;scores;i++)
    {
      Console.Error.Write("CodePage[{0}] = {1}; ",i,(int)detects[i].nCodePage);
      Console.Error.Write("Confidence[{0}] = {1}; ",i,(int)detects[i].nConfidence);
      Console.Error.Write("Percentage[{0}] = {1}; ",i,(int)detects[i].nDocPercent);
      Console.Error.WriteLine("");
    }

  //一番初めのtagDetectEncodingInfoのEncodingを取得
  Encoding enc = Encoding.GetEncoding((int)detects[0].nCodePage);

  //後始末らしい。
  System.Runtime.InteropServices.Marshal.ReleaseComObject(ml);

  return enc;
}

COMインターフェイスのIMultiLanguage2::DetectInputCodepage() メソッドは、複数の候補を返すことができ、DetectEncodeInfo 構造体にどのくらい正確かを示すint値が入っているようで、それらから判断するようです。ちなみに、IMultiLanguage2::DetectInputCodepage() メソッドの第一引数には、判別するバイト列がどのようなものかを予め入力できて、僕は、4(MLDETECTCP_DBCS) | 8(MLDETECTCP_HTML) = 12 を指定しました。

ただ、僕の環境~WIndows7 x64版~では、WindowsSDK v7.0 + .NET Framework 3.5 だと、ソースをビルドするとき、ターゲットプラットフォームを X86 (つまり32ビットね) にしないと、メチャクチャなコードページ値が返るか、COM参照の例外(HRESULT: E_FAIL)が発生して落ちてしまいます。
ノートパソコン(VAIO Z)の方は、WindowsSDK v7.1 + .NET Framework 4 なんですが、こちらはエラーが出ず正常。

ちょっと原因分からず。タイプライブラリはちゃんと64bit,32bitとともに登録しているんですが・・・やり方が間違ってんでしょうかねぇ・・・IE9をインストールしているので、古いWindowsSDKだとダメなのかもしれませんね(あくまで推測)

ただ、.NET Framework から COM を利用するあたりのマーシャリングとかの仕組みがいまいち分かってないので、また勉強しないといけないな~。

Out of sync with server ??

VIsual C# 2008 と MySQL Connector / NET 6.4.3 で、ブロードキャストされるUDPパケットを受信してDBのテーブルへ格納する、という一連のコードをC#で組んでましたら、ローカルに立てたMySQLには普通に接続できてSQLクエリーも処理されるんだけど、LAN内の他のマシン上のMySQLサーバーへSQL文を投げると・・・

Out of sync with server

という今まで見たことのないメッセージとともに例外がスローされてしまって困ってました。

コードはごく普通のものなんだけど・・・。

/*
  myInsertQuery は、テーブルへINSERTするSQL文(string型)
*/
using System.Data.Common;
...
try
{
  lock(DBConnection)
    {
      DBConnection.Open();
      
      DbCommand command = DBConnection.CreateCommand();
      command.CommandText = myInsertQuery;
      command.ExecuteNonQuery();
      
      DBConnection.Close();
    }
}
catch(Exception e)
{
  MessageBox.Show(e.Message);
  return false;
}

クライアントと同じマシン上のMySQLサーバーへのクエリーは成功するんですが、LAN内の他のマシン上のMySQLサーバーへのクエリーがどうやっても “Out of sync with server”というエラー。

ローカルマシンは、WindowsXP + MySQL 5.1 (正常に処理される)
リモートマシンは、CentOS 5.5 + MySQL 5.0.77 (エラーが出る)

訳が分からない。で、MySQL Connector/NET が6.4.4にマイナーアップしていたので、入れ替えたら、普通に成功した。

なんだよ! ただのConnectorのバグかよ・・・orz

ググったら、同じエラー・メッセージでbugレポート出てた・・・。