コマンドプロンプトのログを取る(その3)

コマンドプロンプトのログを取る(その2)
コンソール(CMD.EXE)のログを取る (不完全版)
の続きです。

その2で、僕が望んだ動作はほぼ達成できました。だいぶ不完全だけど・・・。
その2の不満点は、CTRL-Cを押すとcmdlog.exe自体がガサッと落ちてしまうんです(子プロセス諸とも終了してしまう)。やはり、CTRL-Cを押すと、子プロセス側で走っているコンソールプロセスだけ死んで欲しいのは当然ですよねぇ。
ってことで、こういう場合は、親プロセス(cmdlog.exe)がCTRL-Cを受け取ったら、親プロセス側は何もせず、CTRL-Cイベント(シグナルかな?)をそのまま子プロセスに渡してしまうのがお約束かとおもいます。

で、そのまんまのSetConsoleCtrlHandlerというAPIがありますので、これを使います。

このAPIは名前のとおり、コンソールプロセスでCtrl-CとかCtrl-Homeを受け取ったときに呼び出される関数をセットできるもので、既存のハンドラルーチン(関数)を追加、削除ができます。
なわけで、

/*CTRLハンドラ*/
BOOL WINAPI CtrlHandler(DWORD dwCtrlType)
{
  BOOL bRetVal = FALSE;

  if(dwCtrlType == CTRL_C_EVENT || dwCtrlType == CTRL_BREAK_EVENT)
    bRetVal = GenerateConsoleCtrlEvent(dwCtrlType,Context::ProcessInformation.dwProcessId);
  
  return bRetVal;
}

のようなシグナルハンドラ(っていうのかな?)を追加すれば、Ctrl-Cを子プロセスに送って自分(親プロセス)は何もしないってことができます。良かった。パチパチ。

ってなわけで・・・

若干手直ししたソースはこちらから。。。(cmdlog03.zip)
全てのソースはこっちに移動

あとは・・・そうですね・・・いいかげん、コマンド引数からログファイル名を指定するようにせんといかんな・・・ハードコードなんてダサすぎる・・・(ーー;;;


コマンドプロンプトのログを取る(完結)
コマンドプロンプトのログを取る(その3)
コマンドプロンプトのログを取る (その2)
コンソール(CMD.EXE)のログを取る (不完全版)