ソース管理されていないコードほど嫌なモノはない

外注先で作って設置してもらった、PHPのスクリプトを改造して、とある機能を付け足して欲しい、という依頼があってやってるんだけど、それがもう誰が作ったかの署名もないスクリプトで、明らかにPHP4時代のもの。

しかも、僕の手元に来たソースファイルはすでに誰か?が改造してあって、明らかに不要な関数やら定数やらがコメントもなく散らばって、グローバル変数とローカル変数の区別が付かないような書き方している。たぶんデザイナーさんが勉強して作ったコードなんだろうな、というのが一見して分かるスクリプト群。

外注先のコードを勝手に改変して使い回して、それで金を客から取っていいのか?という微妙な問題はさておき、大元のソースファイル一式から手を付けた方が良さそうな感じだけど、手元にあるのは改造しまくった後のファイルしかない。

なんで、ソースコード管理しないのか? 一手間かけるのが、嫌なんだろう。ソースコード管理をするには、関わっている人全員にある程度トレーニングを強いることになる。「この忙しい時に、そんな暇(時間)はない」と一蹴されるとは思うんだけど、「時間がない」事を言い訳にしている人(部門)は、時間があっても絶対やらない。

まぁ、SEで専門業務しかやらない人達に営業成績(売上)を求める、訳分からない経営だから、社員さんも作業効率化なんて考えることはないんだろうな。効率化をして時間を作ったら(暇になったら)、自分で自分の首を絞めるようなもんだから、非効率な状態を温存しつつ、自分は忙しくて時間が無い、という状態にしておくことが楽なんだろうね。だからいつまで経ってもスキルアップしない。スキルアップしようとも思わない、というのが正解か。要するにプロフェッショナルじゃないんだよなー。

プログラムを組める人が他の部署にいるのに、外注するよりその人に頼めば?と進言しても、「いや、あの部署の人は・・・」とか結局訳のわかならい理由でダメ。めっちゃ小さい会社なのに、大企業みたいな理由(笑) 小さな会社はフットワークで勝負できるのに、それをやらない。

何かものを頼んだら、「あれはダメ、これもダメ、それは絶対ダメ」、「できない理由」をくどくど説明するような体質。「できない理由」より、「やるために何が必要か」を考える体質に変えないと、いつまで経っても三流中小企業でバカにされるんだよな。

ま、グチを書いたところで、甘い理想論、きれいごとだよな。目の前の作業が大事だよな。あーあ。