Windows Explorerシェルで複数のファイルをプログラムに渡したい

ファイルの差分表示に WinMerge (日本語版) を使っていました。TortoiseSVNにも自動で設定してくれるし、重宝してました。

一方、ubuntuとかCentOSのbashシェル内で作業しているときは、vim のdiffモードを使うことも増えてきまして、どうせならWindowsのデスクトップで作業しているときも gVim でやろうかな、と思い立ち、Windowsのレジストリをいじって関連付けしようとしました。

具体的には↓のように・・・

まぁ、でもこれは失敗します。この方法で2つファイルを選択した状態で、右クリックして opendiff をクリックするとgvimが二つ起動してそれぞれ別のgvimで開いてしまいます。失敗。
※追記 2021年6月24日 official buildのvimだと GvimExt32/GvimExt64 というシェルエクステンションが既にバンドルされてるみたいすね・・・。僕は kaoriya vim しか使ってなかったので気づかなかった💦

で、じゃぁ、%2とか%* ってのをつけ足せばいいんじゃない? って思うのですが、やってみれば分かりますが、失敗します。上記と同じように複数のgVimウィンドウが開きます。
どうやら標準で複数選択したファイルを同一のプログラムのインスタンスに渡すことはできないようです。

じゃあ、どうすればいいのか?というと、Explorerのシェルエクステンション(インプロセス COMサーバー)を書いてレジストリに登録する必要があります。(グーグル調べ)

ってことで、現実的に C++ で実装するのはヒジョーにメンドクサイ。探せばシェルエクステンション用のフレームワークみたいなものがあるとは思うのですが、今はC#をメインに使っているので、できるなら C# でできないか、調べたところ(グーグルで)、SharpShell という、C#のシェルエクステンション用のフレームワークがあるようです。

SharpShell
SharpShell makes it easy to create Windows Shell Extensions using the .NET Framework.

ショートカットメニュー用のシェルエクステンション作成とインストールはチュートリアルがあるので、この通りに進めていけば苦も無く作成できると思います。

チュートリアル(英語)

ただ、このチュートリアルはかなり古く2014年の時のものですが、基本的にはあまり変わっていません。
注意点は、SharpShellを nugetで入れる場合は、2021年2月現在最新のもの(2.7.2)を入れる場合、Server Manager などのツールも最新のものを使う必要があります。nugetで SharpShell Tools を入れると なぜか 2.2.0のものがインストールされてしまうので上記 githubサイトで配布されている 2.7.2 のものを使う方がいいと思います。

基本的には・・・Visual Studio 2019 Community を使用します。

  1. プロジェクトを .NET Framework のライブラリ(DLL)として作成。
  2. 「プロジェクト ⇒ nugetのパッケージ管理」で SharpShell をインストール
  3. チュートリアルで説明されているように、SharpContextMenu を継承したクラスを作成
  4. ショートカットメニューに必要な抽象メソッドを実装する(Visual Studio 2019のコード補完で自動的にスケルトンが出ると思います)
  5. プロジェクト・プロパティ⇒アプリケーション⇒アセンブリ情報 で「アセンブリをCOM参照可能にする」にチェック
  6. プロジェクト・プロパティ⇒署名⇒アセンブリに署名する(チェック)⇒新規作成 適当な名前をつける
  7. ビルド
  8. ServerManagerでビルドしたDLLファイルを読み込んで、Server⇒Install Server(x64) Register Server(x64) を順番に実行
  9. インストール&登録する前にテストしたければ、Test Server In Test Shell をクリックするとテスト用のエクスプローラもどきが出てくるのでそこでテストできるようです。

まぁ、そんなこんなで、やりたいことはできました(^▽^)/

※ただ一点注意しないといけないのは、.NET Frameworkのようなマネージコードをインプロセスサーバーとしてエクスプローラのプロセス内で動作させるのは未だにいいのかどうか分からないって点です。マイクロソフトの中の人も良いと言ってる人もいれば、やらない方がいいっていう人もいるようです。 この辺りは SharpShell のドキュメントでも書かれています。2021年現在、実際のところどうなんなんでしょうかね・・・・?

ただ、ショートカットメニューをクリックしてプロセスをキックするだけならあまり問題ないのかな~と思ってます。

ずっと前にC++で書いたシェルエクステンションのソースコードが残っているのでC++で書こうと思えば書けるんですが・・・やっぱりオッサンはもう頭が硬くなってるので時間がかかるんですよねぇ。

書いたコードはこんだけ。便利なライブラリに多謝・多謝。

簡易ISOファイル作成コマンド

■2021年8月2日 追記


これの続きです。

自分用のツールの置き場、備忘録として記録しています😅

CDやDVDのメディアからISOファイルを作成するのは結構カンタンにできました。
これで殆どやりたいことはできたのですが、やっぱりディレクトリからISOファイルを作るにはどうするんだろう??? という素朴な考えがでてきまして・・・

————– 追記
これが 非Windows OSならば、mkisofs コマンド(genisoimage)をdnfなりaptなりのパッケージマネージャで入れれば解決するんだけど・・・いかんせん、Windowsはそういう便利なコマンドはありません。oscdimg という Windowsのインストールメディアを作成するツールを使えばできるそうです。実用性を重視する人は oscdimg を使うといいと思います😀
追記ここまで —–

ググるとこれもWindowsで標準機能でできるようで・・・具体的にはイメージマスタリングAPIとしてCD/DVD等のファイルシステム作成からメディアへの書き込みまでの機能がCOMサーバーとして提供されているようです。COMサーバーで実装ってことは、WSHやC#から簡単に使える・・・ってことです。

サンプルのコードはもうマイクロソフトのコミュニティーサイトに載ってましたので、これを適当にいじって、任意のディレクトリをISOファイルにビルドできるコードを書いてみました。一つ前に書いたDVDメディアからISOファイルを作るコードも統合してみました。

イメージマスタリングAPIは.NET Frameworkのクラスライブラリで提供されておらず、C#から使用するには、TLBIMPコマンドを使用してタイプライブラリからCLRアセンブリに変換し、コンパイルするときにこのアセンブリを参照しないといけません。Visual Studio のIDE環境を使用する場合はプロジェクトにIMAPI2FS.dllの参照を追加するだけでいいかもしれません。
僕みたいにコンソール画面でカチャカチャする場合は・・・

>> tlbimp c:\WINDOWS\System32\imapi2fs.dll

のようにすると、同名のアセンブリ(dllファイル)ができるので、ソースコードをコンパイルするときに、このDLLファイルを /r オプションで追加します。

殆どサンプルコードをコピペしただけなので、特に特筆するところはありません・・・githubにリポジトリ作ろうと思ったけど、ファイル1個だけなんでgistにした。

一応、タイプライブラリのインポートもあるので nmake用の makefileも書く。

DVDメディアのダンプ

Windows7の環境が必要になり開発用のプロダクトキー?を発行してもらい、後はHyperV環境で仮想マシンを作ってインストールするだけ。
って思ってたら、罠が・・・HyperVで稼働しているマシンにDVDを読めるドライブがねぇよ。。。
DVDメディアからISOファイルを作れば・・・と思い、Windows10のアクセサリの中にISOファイルを作るアプリを一応探してみたけど当然なく・・・、WindowsってISOファイルからメディアに焼く機能はエクスプローラから呼び出せるのに、その反対ができない・・・。

むむむ、linuxとかだと、ddコマンドで一発なのに・・・WSLからddでDVDドライブのデバイスを指定して・・・ってできないのかなぁ・・・。

仕方ないので窓の杜でフリーソフトを漁るか・・・とも思いましたが・・・、単にドライブをオープンしてダンプすればエエだけやろ? ってことで、C#で書いた。C#からWindows APIをコールするところはマイクロソフトのサイトからコピペして、適当に。

要点は、Windows APIの CreateFile から返る SafeFileHandleをFileStreamに渡してバッファを介してコピーするだけ。
FileStream.CopyToAsyncメソッドを使えば一行で済むんだけど、やっぱり途中経過(進捗状況)は必要かなー、と思って無理やり FileStream.ReadAsync/WriteAsyncメソッドを使ったけど・・・。

tarよりzipコマンドをつけんかい!

どーでもいい記録です。

長年Windows標準のファイル圧縮・解凍ツールはCAB形式のファイルでした。今もそうですが・・・。そのため、cab形式のファイルを作成したり(makecab.exe)や解凍したり(expand.exe)するコマンドが標準であります。また、GUIシェルであるWindowsエクスプローラは標準でcab形式のファイルをフォルダとして扱えるようになってます。

・・・で、最近 ssh,curl,tarなど、従来では別途どこからか(cygwinやmsysなど)調達してこないといけないようなコマンドがWindows標準で使えるようになりました。特に tar コマンドは・・・それ、いる???? って感じ。

tarコマンドを標準で揃えるぐらいなら、zipコマンドをつけんかい! って思うのです。

Windowsって事実上の世界標準?であるzip形式のコマンドラインツールが付属していません。そうです、コマンドプロンプトでZIP書庫を解凍したり作ったりできないのです。しかし、GUIシェルであるエクスプローラはcabファイルと同じくzip書庫ファイルをフォルダとして扱えるようになってますが、そこまでするなら、なぜzipコマンドを付けないのか・・・ライセンスの問題なのか、何らかの制限があるのかわかりませんが、とっととzipコマンドをつけてほしい。

まぁ、文句を言っててもしょうがないので、代替方法。

■ PowerShellなら可能
コマンドプロンプトでは無理ゲーですが、PowerShellだとZIP形式のファイルを扱えます。

# 書庫展開
>> Expand-Archive -Path <書庫ファイルパス> -DestinationPath <解凍先パス>

# 圧縮
>> Compress-Archive -Path <圧縮するファイルパス(カンマで区切って複数指定可能、ワイルドカード認識)> -DestinationPath <書庫ファイルパス> 

これを 利用してコマンドプロンプトから powershell -Command を実行します。

# sampleディレクトリをそのままzipファイルにします。
>> powershell -Command "Compress-Archive .\sample\ sample.zip"

めんどくさいですが、まぁライトユースには十分です。客先のWindowsデスクトップにリモートデスクトップで接続してデータファイルを圧縮してコピーとかやるとき、zipで固めてからコピーする時とか。好き勝手にツール類をインストールとか、フツーはできないよね?勝手にやったら怒られるわ、セキュリティーの警告が出るわで大変だからね・・・。Windows上でゴニョゴニョする時、できるだけ素のWindowsでできる方法を身に付けとかないと詰みますよね。

まぁ、単に圧縮するだけなら、標準のmakecabの方が便利だけど。分割圧縮書庫にもできるし。メールで1MB制限とかチョーめんどくさい環境でも分割してメールで送れるしね。でも cabファイルって結局Windowsアプリの配布にしか使われなかったよねぇ。まぁマイクロソフト・アレルギーで毛嫌いしてる人多いからねぇ。

最新のSubversionへ

git 使わずんば開発者にあらず。

subversionは既にオワコンらしいが・・・昔から subversionでソースやテキストを管理してきているので、その膨大な量のリポジトリとその履歴をどうやれば git にすんなり移行できるだろうか・・・? と考えた挙句・・・「そのまま subversion でええやん?」という都合のいい囁きに負け・・・しかしまぁ、新しく書く時は git/githubを活用するように習慣を変えました😀

まぁ、それはそれ。

ところで WSL2にはアップデートせずubuntu 1804をそのまま使っているんですが、いかんせん apt でインストールできるパッケージのバージョンがとても古い。subversionだと、バージョンが 1.9という古さ。 今の最新って確か1.14。で、さがせばどこかのAPTリポジトリがあるんでしょうけど、メンドクサイのでソースからビルドすることにした。その備忘録です。

WSL1/ubuntu1804だと依存関係でいろいろ入れないといけないらしく、試行錯誤した結果、以下のシェルスクリプトに落ち着いた。

いろいろ問題が出てきそうなので、aptでインストールしたsubversionを削除することにした。これでやっと TortoiseSVNのsubversionとバージョンが一致した。