持病の影響で急性腎不全を患い、少しばかり入院していました。はぁ~、健康って大事ですよねぇ。。。
というのは、さておき。
コーディング・メモです。
PDFファイルの画像を生成するため、アップロードしたPDFファイルをサーバーで(具体的には ImageMagickで)処理していました。
周知のとおり、ImageMagickでPDFファイルを処理するとセキュリティー云々があってごく限られた場合に使用するようにしていました。
ImageMagickはいいですね、もう画像関連の処理は全部コイツに任せたいぐらいですが、4~5年前に脆弱性に関する情報がいっぱい出て使うのをためらっています。2022年末になってもまだ同じ状況なのでしょうか?よく分かりません。
というわけ・・・でもないのですが、サーバーサイドでImageMagickに頼らず、ということになるとImageMagickの代替を探すか、自作するしかありませんが、画像のアルゴリズム他に関する知見はほとんどないので自前でなんとか、というのはできない。となると、クライアントでどうにかするしかありません。
幸いにも、最近のウェブ環境ではJavaScriptでどうとでもなります。
PDFフォーマットの解析・表示には、MozillaさんがPDF.js を公開してくれてます。今更ですが。
A general-purpose, web standards-based platform for parsing and rendering PDFs.
PDF.js
これを使うと、File,Blobなどで取得したPDFデータを HTMLに書いたcanvas要素にレンダリングしてくれます。
canvas要素にレンダリングしてくれたら、あとは canvas要素の画像を取得して Blob に変換してあげて、サーバーにPDFとともに生成した画像を送信してやれば、サーバー側で重い処理を走らせずに済みます。
上記サイトにサンプルがあるので、チョチョっといじれば、簡単に実装できる、いい時代です。
最初、ダウンロードしたファイルのどれが必要なのかよく分かんなかったですが・・・、最終的に、以下のように buildディレクトリとcmapsディレクトリさえあれば、事足りるみたい。
. └── pdfjs ├── build │ ├── pdf.min.js │ ├── pdf.sandbox.min.js │ ├── pdf.worker.entry.js │ └── pdf.worker.min.js └── cmaps/*
とりあえず動作デモ
ソースを見れば大体何をやってるかは分かると思います。チョーカンタン。
input[type=file]要素でファイルを読み込んで、それをそのまま渡すと変換した画像のFileオブジェクトを返してくれるような関数を書いてみました。再利用しやすいようにとりあえずモジュールとして書いた。
これを、下記のようにコール。
ものすごく、簡単。