PHP配列の悪夢、再び

おれって、相当アホ!!! ってな備忘録。

こんなコードを書いた。(実際に書いたコードはもっと複雑ですが・・・)

<?php
/******************************

 配列の中身を出力する。だけ。

******************************/
function array_wrong($files)
{
  $num = count($files);
  for($i=0;$i<$num;$i++)
    {
      printf("%d = %sn",$i,@$files[$i]);
    }
}

もうこの時点で、「お前の書くコードなんて一切使わない」宣言されるだろう。
はい、そうですね。僕もそう思います。(T-T)

こんな基本的な間違いを平気で犯す自分に自己嫌悪して数時間立ち直れませんでした・・・。

たぶん、次のような引数を渡すと期待するように動作するでしょう。

<?php
$files = array('abc.txt',
               'xyz.pdf',
               'def.jpg');

//たぶん上手くいく。オール、オッケー
array_wrong($files);

しかし・・・次のようにしたら・・・

<?php
$files = array('abc.txt',
               'xyz.pdf',
               'def.jpg');

unset($files[1]);

$files[10] = 'zzzz.gif';
$files[7] = 'bbbbb.ai';

array_wrong($files);

僕が期待した出力には当然なりません。とほほ。

こういうバカ・コードが原因だと気づくのに、半日要してしまったよ・・・・。
PHPの配列とcount関数の挙動が全然理解してない証拠っすね。。。恥ずかしい。。。

原因が分かれば・・・foreachもしくは、count関数を使わず・・・ループすればいい。

<?php
function array_right($files)
{
  ksort($files);
  foreach($files as $i => $file)
    {
      printf("%d = %sn",$i,@$files[$i]);
    }
}

//もしくは・・・count()関数でループ回数を決定するのではなく配列キーの最大値を利用する。
function array_right($files)
{
  ksort($files);
  $num = max(array_keys($files));
  for($i=0;$i<$num;$i++)
    {
      if(isset($files[$i]))
        printf("%d = %sn",$i,@$files[$i]);
    }
}

はぁ・・・。いつになったら使える人間になれるんだろう・・・。

MySQL + UPDATE + PDOStatement::rowCount の罠

MySQLのセットアップはテーブル作成とかも含めて、非常に面倒なので、作成途中(開発中)はSQLiteで作って動作確認して、作成大詰めの段階でMySQLに切り替え完成・・・という工程はわりかし一般的?だと思う。ファイル一個でバックアップ・リストアも簡単で開発効率も上がります、僕は。

で、SQLite + PDO で何の問題もなくある程度コーディングが終わり、MySQLに移行して検証していると、おかしな挙動の解決に半日かかってしまった備忘録のエントリです。

データを空更新、特定の行を取得して、編集画面表示、その後、内容を変えずに同じデータで更新すると、update文は成功するのに、作用した行数が0を返す・・・。だいたい下のような感じ。

<?php
/*************************************************************

  あらかじめ下記mysqlクライアントで実行

  >> CREATE TABLE test_table(id INTEGER,data CHAR(255));
  >> INSERT INTO test_table values(1,'Kenji Nakagawa');

**************************************************************/
$pdo = new PDO('sqlite:log.sqlite');

if(modify_name(1,'Kenji Nakagawa'))
{
  header('location: list.php');
}

function modify_name($id,$name)
{
  global $pdo;

  $rv = false;
  $sql = 'update test_table set name = ? where id = ?';

  if(false !== ($stmt = $pdo->prepare($sql)))
    {
      if(false !== ($result = $stmt->execute(array($name,$id))))
        {
          $rv = $stmt->rowCount();
        }
    }

  return $rv;
}

この一連のコーディングでの最大の失敗は、rowCount()メソッドが返す行数で、update文の成功・失敗を判断したところ。分かってしまえば、何でもないことだけど、はまってしまった。

分かったことは、

MySQL + UPDATE文の実行では、PDOStatement::rowCount() は「実際に変更した(あった?)行数」(←ここ重要)を返す

・・・・ということ。

元々のレコードと同じデータをupdateすると、update文の実行はfalseは返さない(成功する)が、rowCount()は1ではなく、0を返す・・・。PHPサイトのドキュメントを検索したらちゃんと書いてありました・・・・とほほ(T-T)

UPDATE を使用する場合、MySQL では新旧の値が同じときには更新処理を行いません。 このことから、必ずしも mysql_affected_rows() の返す値が マッチする行の数と一致するとは限りません。返す値は実際に更新処理が行われた 行の数です。

そんな・・・・僕が勉強したときにちょろっと読んだMySQL入門書には書いてない!(笑)

ってわけで、解説書なんかで勉強するときは、いかに良い本に巡り会うことの重要性を改めて痛感しました。。。