Windows7(E)とはなんぞや

IEとは、もちろん、Microsoft Internet Explorer(面倒なので以下IEと略す) のこと。

記憶が正しければ・・・確か、マイクロソフトはバージョン4でIEを構成する主要なモジュールをOSに組み込んだ。IEとExplorerシェルを統合した、シェル統合なんていうインストールオプションがIE4にはあって、Windows98以降のWindowsには標準でIEを構成する主要モジュールが組み込まれたと思う。

おそらく、マイクロソフト(以下MS)はHTMLをエクスプローラの表示記述言語?にしたかったんでしょう。HTMLを書き換えるだけでフォルダウィンドウの内容が自在に変えられる。きっと今後UIの開発が容易になる! と、思ったかどうかは分かりませんが、これがMSを悩ます問題の発端の一つになっていることはには違いない。

最近になってEU(ヨーロッパ)で販売されるWindows7にはIEを搭載しない特別なバージョン(最後にEがつくらしい)になると発表されたみたいだ。ことの発端はOperaというブラウザを開発するヨーロッパの会社が、欧州委員会を巻き込んでチャチャを入れたことから始まる。Operaといえば一部に熱狂的なユーザーがいることで知られるブラウザで携帯やPDAなんかにもOperaが入っているものが多い。

名目上は独禁法違反で訴訟なんだけど、この欧州委員会による訴訟の根本は昔から変わっていない。ソースを開示しろ、仕様を決めさせろ、お金を払え、等々、要するにマイクロソフト叩き、もっといえば、アメリカに対する嫌悪感じゃないかと勝手に思ってます。

しかもマイクロソフトがIEのバンドルをやめたバージョンを発売すると発表してもなお、文句を言うのだ。IEのバンドルをやめるのではなく、複数のブラウザをはじめからWindowsにバンドルしておきユーザに選ばせろ!という。じゃぁ、標準でバンドルされるブラウザはどうやって決めるのか?PCメーカーならPCメーカーが決めればいい話だと思うけど、リテール版なら・・・?利害関係がゴチャゴチャにからまりそうです(^^;;;

当然MSは拒否。あたりまえだ。そんな、あえて火の中に飛び込むのかと。

WindowsにIEをバンドルしない、ということが、もしIEのモジュール全てを搭載しない、という意味なら、IEのモジュールを再利用して作成されたアプリケーションはまず動かないでしょう。悲しいことにそういうソフトウェアはゴマンとある。

もしこれが日本なら・・・ま、そりゃないな。