ネットワークドライブとWebDAV over SSL

Windows7だとWebDAVをネットワークドライブとして割り当てることができるので、ログオン時はいつも再接続させたい・・・のですが、クライアント認証を使ってアクセスする関係上、自動的に再接続できません。「ログオン時に再接続する」にチェックを入れているのですが、「再接続できませんでした」とかなんとかいうメッセージが出てエラーになってしまいます。

というわけで、今まではデスクトップに、以下のようなコマンドファイルを置いてその都度ダブルクリックすることで回避してました。

;---- allocate_network_drive.cmd ----
net use M: https://webdav_over_ssl/my_folder/
start M:

ただ、ダブルクリックすると、コマンドプロンプトのウィンドウが出たりして、なんかスマートじゃありません。。。

net use なんちゃら の部分を、自前でコーディングすれば事足ります。幸いにも、Windows API には WNetAddConnection2() という便利なAPIがあるので、このAPIをコールすれば一発でできそうです(^^)

早速、C++超手抜きネットワークドライブ・クラスを書いてみました。今年から積極的にC#を使おうとか、宣言しながら、早速C++使ってます。すみません(笑) 直接API叩くのがカンタンなので・・・。

#pragma comment(lib,"mpr.lib")
/**********************************************************
 簡易ネットワークドライブ・クラス 
 NetworkDrive.h
***********************************************************/
#include <windows.h>
#include <strsafe.h>
#include <tchar.h>

class CNetworkDrive
{
private:
  PTSTR m_strURI;
  PTSTR m_strDevice;

public:
  //コンストラクタ&デストラクタ
  CNetworkDrive(PCTSTR uri,PCTSTR device)
    {
      m_strURI    = CreateAndCopyString(uri);
      m_strDevice = CreateAndCopyString(device);
    }
  virtual ~CNetworkDrive()
    {
      DestroyString(m_strURI);
      DestroyString(m_strDevice);
    }

  DWORD Allocate(bool bRemember = false)
    {
      NETRESOURCE NetResource = {0};

      NetResource.dwType       = RESOURCETYPE_DISK;
      NetResource.lpLocalName  = m_strDevice;
      NetResource.lpRemoteName = m_strURI;
      
      return WNetAddConnection2(&NetResource,NULL,NULL,CONNECT_INTERACTIVE | (bRemember ? CONNECT_UPDATE_PROFILE : 0));
    }
  
  DWORD Cancel(bool bUpdate = false,bool bForce = true)
    {
      DWORD dwFlags = bUpdate ? CONNECT_UPDATE_PROFILE : 0;
      BOOL bwForce = bForce ? TRUE : FALSE;

      return WNetCancelConnection2(m_strDevice,dwFlags,bwForce);
    }

//雑関数
private:
  static PTSTR CreateAndCopyString(PCTSTR src)
    {
      DWORD dwNum = 0;
      PTSTR dest = NULL;
      
      if((dwNum = lstrlen(src)) > 0)
        {
          dest = new TCHAR[dwNum+1];
          StringCchCopy(dest,dwNum+1,src);
        }
      
      return dest;
    }

  static void DestroyString(PTSTR str)
    {
      if(str)
        delete [] str;
    }
  
};

これを、使って、以下のようなテストコードで試してみたところ、うまく行きました。

#pragma comment(lib,"user32.lib")

#include <windows.h>
#include <tchar.h>
#include "NetworkDrive.h"

#define URI TEXT("https://my_webdav_site/my_folder/")
#define DEVICE TEXT("Z:")

//スタートアップ
int APIENTRY _tWinMain(HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance, LPTSTR lpCmdLine, int nCmdShow)
{
  return MessageBox(NULL,
                    (CNetworkDrive(URL,DRIVE).Allocate() == NO_ERROR) ? TEXT("接続しました。") : TEXT("失敗ました。"),
                    TEXT("メッセージ"),
                    MB_OK);
}

最初、エラーで接続できなくてググっても分からず、全く原因が分からくて途方に暮れてたのですが・・・結局ドキュメントを見落としてました。。。英語なんでサラッと流し読みしたのが悪かった(^_^;)

WNetAddConnection2 APIに渡す最後の引数のフラグに、CONNECT_INTERACTIVE を指定していなかったのが原因でした。これを指定することで、クライアント証明書選択ダイアログ(っていうのかな?)が出て正常に認証が済み、無事ネットワークドライブを割り当てることができました。

やっぱりドキュメントはちゃんと読まないといけませんねぇ・・・

CommandLineToArgvAってないの???

ちょっとした小さなツールをC++で組むとき、CRTは使わないときはできるだけCRTをリンクしないようにしたいわけです。

でも、エントリポイントに WinMainとかしてしまうと、コマンドライン引数をうまくハンドリングできなくて悩む。#define UNICODE とかして、UNICODEにすると、CommandLineToArgvWというAPIがあるので、簡単に、argc(int) と argv(char**)がとれてラクができますが・・・。

なぜか・・・ANSIバージョンの CommandLineToArgvA がないのはなんでなんでしょうかねぇ・・・。
というわけで、解決方法は3つ。

  1. そもそもANSI文字列を使わない。
  2. 自分でコマンドライン文字列(GetCommandLine API)パーサーを書く
  3. CommandLineToArgvWで得られた引数リストをANSI文字列に変換する

一番ラクそうなのは3かな・・・ということで、やっつけで書いてみましたが・・・これでいいのかな・・・(^^;;;

こんなんでエエのかな・・・。。。


CommandLineToArgvA その2

コマンドプロンプトのログを取る(その3)

コマンドプロンプトのログを取る(その2)
コンソール(CMD.EXE)のログを取る (不完全版)
の続きです。

その2で、僕が望んだ動作はほぼ達成できました。だいぶ不完全だけど・・・。
その2の不満点は、CTRL-Cを押すとcmdlog.exe自体がガサッと落ちてしまうんです(子プロセス諸とも終了してしまう)。やはり、CTRL-Cを押すと、子プロセス側で走っているコンソールプロセスだけ死んで欲しいのは当然ですよねぇ。
ってことで、こういう場合は、親プロセス(cmdlog.exe)がCTRL-Cを受け取ったら、親プロセス側は何もせず、CTRL-Cイベント(シグナルかな?)をそのまま子プロセスに渡してしまうのがお約束かとおもいます。

で、そのまんまのSetConsoleCtrlHandlerというAPIがありますので、これを使います。

このAPIは名前のとおり、コンソールプロセスでCtrl-CとかCtrl-Homeを受け取ったときに呼び出される関数をセットできるもので、既存のハンドラルーチン(関数)を追加、削除ができます。
なわけで、

/*CTRLハンドラ*/
BOOL WINAPI CtrlHandler(DWORD dwCtrlType)
{
  BOOL bRetVal = FALSE;

  if(dwCtrlType == CTRL_C_EVENT || dwCtrlType == CTRL_BREAK_EVENT)
    bRetVal = GenerateConsoleCtrlEvent(dwCtrlType,Context::ProcessInformation.dwProcessId);
  
  return bRetVal;
}

のようなシグナルハンドラ(っていうのかな?)を追加すれば、Ctrl-Cを子プロセスに送って自分(親プロセス)は何もしないってことができます。良かった。パチパチ。

ってなわけで・・・

若干手直ししたソースはこちらから。。。(cmdlog03.zip)
全てのソースはこっちに移動

あとは・・・そうですね・・・いいかげん、コマンド引数からログファイル名を指定するようにせんといかんな・・・ハードコードなんてダサすぎる・・・(ーー;;;


コマンドプロンプトのログを取る(完結)
コマンドプロンプトのログを取る(その3)
コマンドプロンプトのログを取る (その2)
コンソール(CMD.EXE)のログを取る (不完全版)

コマンドプロンプトのログを取る (その2)

コンソール(CMD.EXE)のログを取る (不完全版) の続きです。

標準出力と標準エラー出力をファイルに書き出せたところまではできてタイムアップ。標準入力が書き出せていませんでした。今回は、入力バッファをファイルに書き出してから、リダイレクトしたパイプハンドルに書き出せば事は足ります。

で、あまりにもソースが汚くなってきたので整理して、テストコードが完成。パイプハンドルをラップした構造体とスレッドに渡すコンテキストを別ファイルにして整理。

/*******************************************************************

 ■コマンドプロンプトのすべての操作をテキストファイルへ書き出します。

  ※ほとんどエラーチェック・処理をしていないテストコード
  ※書き出すファイルは、#define LOGFILE TEXT("~") で指定。

********************************************************************/

#include <windows.h>

//Cランタイム
#include <tchar.h>
#include <stdio.h>

//パイプ、スレッドに渡すパラメータをラップした構造体を定義したヘッダー
#include "pipe.h"
#include "context.h"

#define CLOSEHANDLE(X) {if(X)CloseHandle(X);}
#define BUFFER_SIZE 1024
#define SPIN_COUNT 4000

//書き出すファイル名の指定
#define LOGFILE TEXT("cmdlog.txt")

//標準入出力・ファイルハンドルへの読取と書込スレッド
DWORD WINAPI ReadAndWriteProc(LPVOID lpParameter)
{
  Context *context = (Context*)lpParameter;

  TCHAR pBuffer[BUFFER_SIZE] = {0};
  DWORD dwRead = 0,dwWrite = 0;
  BOOL bRet = FALSE;
  while(!(context->bThreadMustTerminate))
    {
      do
        {
          bRet = ReadFile(context->hRead,(PVOID)pBuffer,BUFFER_SIZE,&dwRead,NULL);
          if(dwRead > 0)
            {
              EnterCriticalSection(&(context->CriticalSection));
              if(context->hFile)
                WriteFile(context->hFile,(PVOID)pBuffer,dwRead,&dwWrite,NULL);
              if(context->hWrite)
                WriteFile(context->hWrite,(PVOID)pBuffer,dwRead,&dwWrite,NULL);
              LeaveCriticalSection(&(context->CriticalSection));
            }
        }
      while(bRet == TRUE && dwRead > 0);
    }

  return 0;
}

//ファイルを書込用にオープン(同期)
HANDLE OpenLogFile(PCTSTR szLogName)
{
  return CreateFile(szLogName,
                    GENERIC_WRITE,
                    0,
                    NULL,
                    CREATE_ALWAYS,
                    FILE_ATTRIBUTE_NORMAL,
                    NULL);
}

//環境変数COMSPECからコマンドプロンプトのパスを得て起動
BOOL CreateCommandPrompt(STARTUPINFO& si,PROCESS_INFORMATION& pi)
{
  BOOL bRetVal = FALSE;

  //CMD.EXEのパスを格納するバッファ
  TCHAR szCmdPath[MAX_PATH+1] = {0};

  //CMD.EXEのパスを環境(システム)変数から得る。
  if(0 == GetEnvironmentVariable(TEXT("COMSPEC"),szCmdPath,MAX_PATH+1))
    goto cleanup;
  
  bRetVal = CreateProcess(NULL,
                          szCmdPath,
                          NULL,
                          NULL,
                          TRUE,
                          NORMAL_PRIORITY_CLASS,
                          NULL,
                          NULL,
                          &si,
                          &pi);

cleanup:
  return bRetVal;
}

//スタートアップ
int _tmain(int argc,_TCHAR **argv)
{
  UNREFERENCED_PARAMETER(argc);
  UNREFERENCED_PARAMETER(argv);
  
  /*------------------------------------------------------------
    スレッドハンドル、パイプ、スレッドに渡すコンテキスト
    配列はそれぞれ、0:標準入力用 1:標準出力用 2:標準エラー出力用
  --------------------------------------------------------------*/
  HANDLE hThreads[3] = {NULL};
  Pipe Std[3] = {PIPE_READ_INHERIT,PIPE_WRITE_INHERIT,PIPE_WRITE_INHERIT};
  Context ctx[3];

  //ログを書き込むファイル
  HANDLE hFile = NULL;
  
  //CreateProcessに必要な構造体
  STARTUPINFO si = {sizeof(STARTUPINFO)};
  PROCESS_INFORMATION pi = {NULL};

  //クリティカルセクション初期化
  InitializeCriticalSectionAndSpinCount(&Context::CriticalSection,SPIN_COUNT);

  if((hFile = OpenLogFile(LOGFILE)) == INVALID_HANDLE_VALUE)
    {
      _tprintf(TEXT("ログファイルのオープンが失敗しました"));
      goto cleanup;
    }

  //入出力ハンドルをリダイレクトしたコマンドプロンプトを生成
  si.dwFlags    = STARTF_USESTDHANDLES;
  si.hStdInput  = Std[0].hRead;   //パイプにリダイレクト
  si.hStdOutput = Std[1].hWrite; //パイプにリダイレクト
  si.hStdError  = Std[2].hWrite; //パイプにリダイレクト

  if(FALSE == CreateCommandPrompt(si,pi))
    {	
      _tprintf(TEXT("CreateProcess 失敗 : %d"),GetLastError());
      goto cleanup;
    }

  //コンテキスト構造体のメンバをセット
  ctx[0].Set(GetStdHandle(STD_INPUT_HANDLE),Std[0].hWrite);
  ctx[1].Set(Std[1].hRead,GetStdHandle(STD_OUTPUT_HANDLE),hFile);
  ctx[2].Set(Std[2].hRead,GetStdHandle(STD_ERROR_HANDLE),hFile);
  
  //スレッド作成
  for(int i=0;i<3;i++)
    hThreads[i] = CreateThread(NULL,0,ReadAndWriteProc,&ctx[i],0,NULL);
  
  //新しいコマンドプロンプトが終了するまで待機
  WaitForSingleObject(pi.hProcess,INFINITE);
  
  //スレッド終了通知をセット
  Context::bThreadMustTerminate = TRUE;

  //パイプハンドルのクローズ
  for(int i=0;i<3;i++)
    Std[i].Close();

  CloseHandle(GetStdHandle(STD_INPUT_HANDLE));

  //起動したスレッドが終了するまで待機
  WaitForMultipleObjects(3,hThreads,TRUE,INFINITE);

  //クリティカルセクションオブジェクトを削除
  DeleteCriticalSection(&Context::CriticalSection);

cleanup:
  //ハンドルを閉じる
  CLOSEHANDLE(hFile);
  CLOSEHANDLE(pi.hThread);
  
  for(int i=0;i<3;i++)
    CLOSEHANDLE(hThreads[i]);
  
  CLOSEHANDLE(pi.hProcess);

  return 0;
}

すべてのコードを固めたものはこちら。
全てのソースはこっちに移動
nmakeでcmdlog.exeが生成されます。

ただ、これは CTRL-Cとかすると・・・コマンドプロンプト自体がガサッと終了してしまいますし、入力した内容がエコーされるし(ファイルには出力されないので別に良いのですが・・・)、まだまだ不完全。
書き出すファイルパスはハードコードしとるし、エラー処理していないし、ファイルの書き出しは同期処理なので、遅いデバイスを指定すると(今更ないと思うけどフロッピーとか)書出処理から制御が戻ってこないので非常にマズイことになってます・・・。

また暇なときに完成度を高めたい・・・といっててそのままでずっと使うことが多いんですが(ーー;


コンソール(CMD.EXE)のログを取る (不完全版)
コマンドプロンプトのログを取る(その2)
コマンドプロンプトのログを取る(その3)
コマンドプロンプトのログを取る(完結)

コンソール(CMD.EXE)のログを取る (不完全版)

コマンドプロンプト(CMD.EXE)の操作や出力ログを全部取りたい、と思っては見たものの、Windows標準の機能だけでは完全なログを取ることができません。リダイレクトしても入力したログが記録されないし、何より、コンソール画面に出力されないので入力しつつ、出力も表示しながら、かつすべてのログをとる、ということが標準でできません。

確かUnix系のOSなら、teeコマンドというものでできるらしいのですが・・・Windowsにはありません。そういう需要がWindowsには少ないのか、ネットで探すと、VBSスクリプトで実装しているもの(Tee.vbs)もありますが・・・。

これが Cygwin であれば、TeratermやPedorosaのようなターミナルエミュレータでCygwinに接続することですべてのログを取ることが可能ですが、残念ながらこれらのターミナルからCMD.EXEには接続できません。

というわけで、C++で強引に作ってみよう、というわけで、とりあえず動作チェック・テスト用コードを書いてみました。

仕組み自体は、CreateProcessで標準入出力をリダイレクトしたCMD.EXEのプロセスを作って、匿名パイプで出力を取得してファイルと画面に出力する、という至って普通のやり方です。

なんとか強引にコーディングして、標準出力と標準エラー出力はファイルに落とすことはできましたが、まだ入力のログがとれてません。また来週にでも完全版を書きたいと思ってます。。。

/****************************************************************

  ■CMD.EXE のログをとる不完全版テストコード
     (入力がログに落ちません)

****************************************************************/

#include <windows.h>
#include <tchar.h>
#include <stdio.h>

#define CLOSEHANDLE(X) {if(X)CloseHandle(X);}
#define SAFEDELETE(X) {if(X)delete (X);}
#define BUFFER_SIZE 1024
#define SPIN_COUNT 4000
#define LOGFILE_PATH TEXT("cmdlog.log")

//匿名パイプをラップしたもの
struct PipeHandle
{
  HANDLE hRead;
  HANDLE hWrite;
  SECURITY_ATTRIBUTES sa;

  PipeHandle() : hRead(NULL),hWrite(NULL)
    {
      sa.nLength = sizeof(SECURITY_ATTRIBUTES);
      sa.lpSecurityDescriptor = NULL;
      sa.bInheritHandle = TRUE;

      ::CreatePipe(&hRead,&hWrite,&sa,0);
    }
  ~PipeHandle()
    {
      CLOSEHANDLE(hWrite);
      CLOSEHANDLE(hRead);
    }
};

//スレッド関数に各種変数を渡すために使用するコンテキスト
struct Context
{
  PipeHandle *lpStdHandle;
  HANDLE hFile;
  HANDLE hStdio;
  LPCRITICAL_SECTION lpCriticalSection;
  PBOOL pThreadMustTerminate;

  Context(LPCRITICAL_SECTION lpcs,PBOOL ptht) 
    : lpCriticalSection(lpcs),pThreadMustTerminate(ptht)
    {}
};

//パイプから出力を読み取るスレッド関数
DWORD WINAPI ReadOutputProc(LPVOID lpParameter)
{
  Context *context = (Context*)lpParameter;

  TCHAR pBuffer[BUFFER_SIZE] = {0};
  DWORD dwRead = 0,dwWrite = 0;

  while(!(*context->pThreadMustTerminate))
    {
      BOOL b = FALSE;
      DWORD dwReadAvail = 0;
      do
        {
          b = ReadFile(context->lpStdHandle->hRead,(PVOID)pBuffer,BUFFER_SIZE,&dwRead,NULL);
          if(dwRead > 0)
            {
              EnterCriticalSection(context->lpCriticalSection);
              WriteFile(context->hFile,(PVOID)pBuffer,dwRead,&dwWrite,NULL);
              WriteFile(context->hStdio,(PVOID)pBuffer,dwRead,&dwWrite,NULL);
              LeaveCriticalSection(context->lpCriticalSection);
            }
          if(*context->pThreadMustTerminate == TRUE)
            break;
        }
      while(b == TRUE && dwRead > 0);
    }

  return 0;
}

//スタートアップ
int _tmain(int argc,_TCHAR **argv)
{
  //CMD.EXEのパスを格納するバッファ
  TCHAR szCmdPath[MAX_PATH+1] = {0};
  
  //ログを書き込むファイル
  HANDLE hFile = NULL;
  
  //CreateProcessに必要な構造体
  STARTUPINFO si;
  PROCESS_INFORMATION pi;

  //パイプ
  PipeHandle *ppStdOut = new PipeHandle();
  PipeHandle *ppStdErr = new PipeHandle();

  //スレッドの同期処理に必要
  CRITICAL_SECTION cs;
  BOOL bThreadMustTerminate = FALSE;

  //標準入力コンソールハンドル
  HANDLE hStdInput = GetStdHandle(STD_INPUT_HANDLE);
  
  //スレッドに渡すコンテキスト
  Context ctxOut(&cs,&bThreadMustTerminate);
  Context ctxErr(&cs,&bThreadMustTerminate);

  //クリティカルセクションオブジェクト初期化
  InitializeCriticalSectionAndSpinCount(&cs,SPIN_COUNT);

  //CMD.EXEのパスを環境(システム)変数から得る。
  if(0 == GetEnvironmentVariable(TEXT("COMSPEC"),szCmdPath,MAX_PATH+1))
    {
      _tprintf(TEXT("環境変数 COMSPEC 取得失敗\n"));
      return 0;
    }

  //ログファイルをオープン
  if((hFile = CreateFile(LOGFILE_PATH,
                         GENERIC_WRITE,
                         0,
                         NULL,
                         CREATE_ALWAYS,
                         FILE_ATTRIBUTE_NORMAL,
                         NULL)) == INVALID_HANDLE_VALUE)
    {
      _tprintf(TEXT("CreateFile が失敗しました"));
      goto cleanup;
    }
  

  // CMD.EXEのプロセスを生成
  ZeroMemory((LPVOID)&si,sizeof(STARTUPINFO));
  si.cb = sizeof(STARTUPINFO);
  si.dwFlags    = STARTF_USESTDHANDLES;
  si.hStdInput  = hStdInput;
  si.hStdOutput = ppStdOut->hWrite; //パイプにリダイレクト
  si.hStdError  = ppStdErr->hWrite; //パイプにリダイレクト

  if(FALSE == CreateProcess(NULL,
                            szCmdPath,
                            NULL,
                            NULL,
                            TRUE,
                            NORMAL_PRIORITY_CLASS,
                            NULL,
                            NULL,
                            &si,
                            &pi))
    {	
      _tprintf(TEXT("CreateProcess 失敗 : %d"),GetLastError());
      goto cleanup;
    }
  
  //スレッドに渡すコンテキストのメンバをセット
  ctxOut.lpStdHandle = ppStdOut;
  ctxOut.hFile = hFile;
  ctxOut.hStdio = GetStdHandle(STD_OUTPUT_HANDLE);
  
  ctxErr.lpStdHandle = ppStdErr;
  ctxErr.hFile = hFile;
  ctxErr.hStdio = GetStdHandle(STD_ERROR_HANDLE);

  /* スレッド作成 */
  HANDLE hThread1 = CreateThread(NULL,0,ReadOutputProc,&ctxOut,0,NULL);
  HANDLE hThread2 = CreateThread(NULL,0,ReadOutputProc,&ctxErr,0,NULL);

  //CMDプロセス終了まで待機
  WaitForSingleObject(pi.hProcess,INFINITE);
  
  //スレッド終了通知
  bThreadMustTerminate = TRUE;

  //パイプの削除
  SAFEDELETE(ppStdOut);
  SAFEDELETE(ppStdErr);
  
  //クリティカルセクションオブジェクトを削除
  DeleteCriticalSection(&cs);

cleanup:
  //ハンドルを閉じる
  CLOSEHANDLE(hFile);
  CLOSEHANDLE(pi.hThread);
  CLOSEHANDLE(pi.hProcess);
  CLOSEHANDLE(hThread1);
  CLOSEHANDLE(hThread2);

  return 0;
}

なんか・・・汚いコードだな、相変わらず・・・。
これだけなら、

CMD.EXE 2>&1 |  xxxxxx

と変わらないなぁ・・・。


コマンドプロンプトのログを取る(完結)
コマンドプロンプトのログを取る(その3)
コマンドプロンプトのログを取る (その2)