WebClient派生クラスでのクッキー読み書きについて

Tweet image download agent で、致命的なエラーを放置してた件。
もともとファボったツイートの画像だけを自動ダウンロードするために書いたコード。最近はもともとの動機となった機能はほとんど使わず、ツイッター内で検索した画像を自動ダウンロードするために使っていたので、いつの間にかログインできない状態になっていて、それにも気づかず・・・。コメントで報告してもらって初めて気づいたという、お粗末さ(^^;;;

それはともかく、原因は、ログイン後のクッキーの取り扱い。それが雑だったという、二重のお粗末さ・・・。C#使いとしては失格ですえ。

何が原因なのか、VisualStudio2015のIDEでとりあえず、該当箇所をステップ実行してデバッグしてたら、HttpWebResponse.Cookies に セッションクッキーしかストアされていないことに、まず気付いた。要するに、サーバーから返されたレスポンスヘッダ Set-Cookie の Expires が設定されていないものだけが HttpWebResponse.Cookiesにストアされている・・・。

どゆこと?

いくら実行しても、セッションクッキーしか保存されない・・・。これじゃログインが成功してたとしても、だめだわ・・・。
ChromeのDevToolsでTwitterサイトへのログインのレスポンスヘッダーを眺めてたら、あれ? もしかして、Expires に記述されている日付書式のパースに失敗してんのかな???と、グーグル先生に聞いてみると、.NETのSet-Cookieヘッダのパーサーはバカだよ(超意訳)、みたいな投稿が StackOverflowに出てた。

ってなわけで、WebClient.GetWebResponseをオーバーライドして、

WebResponse.Headers[“Set-Cookie”] から自前でクッキーをパースして、CookieContainer.Add しちゃいなよ!

っていうアドバイスに従い、テキトーにパースして Add しちゃう、しちゃう。

でもなー、前はちゃんと動いてたのに・・・。やっぱり、Twitter が吐く Set-Cookieヘッダが変わったぐらいしか、原因が分からないすッ。

探せばもっとマトモなコードがあると思われるので後で探そう・・・とりあえず↓でヨシとする。(要点のみ)
※ すべてのコードは、https://osdn.jp/users/earlgreyx/pf/TwitterImageDownloadAgent/wiki/FrontPage

Console.ReadLine(bool intercept ) が欲しい!

と、思いませんか? うまいもんはうまい。by はや

コンソールなプログラムを C# で組んでいると、パスワードなど見せてはいけないものを入力するケースって意外にありますよね。そういうとき、Linuxとかだと、シェルスクリプトで stty でファイトー、一発!!ってなもんですが、かなしきかな、C#(というより、.Net Frameworkのクラスライブラリ)には、適当なものがありませぬ。

クラスライブラリの広大な海から、やっとこさ、System.Console.ReadKey(bool)というものを見つけました。が、やっぱりその辺は自作しないといけないようで・・・。Console.ReadKey(bool)ってのがあるんだから、Console.ReadLine(bool)くらい作っておいて欲しい・・・そこまで頼るな!って?

どうでもいいけど、拡張メソッドの静的バージョンって欲しいよう(^^;;; Consoleクラスに自作静的メソッドをバカバカ追加して自己満に浸りたい・・・。

愚痴はさておき・・・忘れないようにコード・メモです

追記:バグ修正 (2017/05/17)

フォーム間の依存関係を最小限に

C#備忘ログ

C#でWindowsフォームを使うようなアプリケーションは殆ど書かないのであまり興味もなかったのですが、今回2つのフォームを使うツールを書いたときに困ったことがあった。

フォームA(class FormA : Form) / フォームB(class FormB : Form) の2つがあって、

1)フォームA内に配置したボタン(Button1)をクリックすると、フォームBを生成すると同時にフォームAは非表示へ。
2)フォームBを閉じると、フォームAを表示する。

通常ならたぶん、フォームAの button1の Clickイベントハンドラに フォームBをnewして Show()メソッドをコール。

//子フォームを生成して表示、自身は非表示にする
private void Button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
  this.Hide();
  var formB = new FormB();
  formB.Show(this);
}

そしてフォームBを閉じたり、非表示になった時のイベントハンドラ(FormB_FormClosingとかFormB_VisibleChangeとか)でFormAのShow()メソッドをコール。

//親フォームを表示(復帰)
private void Form1_FormClosing(Object sender, FormClosingEventArgs e)
{
  this.Owner.Show();
}

のような感じになると思うんですが、フォームBを閉じたときに、フォームAを表示するだけじゃなくて、フォームA上のbutton1のTextプロパティの表示も変えたい!とか、button1のEnabledプロパティーを・・・とか、にしたいとき、FormA側にpublicなメソッドを一個追加してコールさせなければならない・・・。

つまり、フォームAの勝手な都合で、全然関係のないフォームBのソースも修正しなければならなくなる。フォームA,フォームBそれぞれがお互いのインスタンスを共有しなければならない、という非常に非効率な状態になる。2つのフォームだけならまだなんとかなるけど、フォーム10個とかになったときの事を考えると恐ろしい。。。

この場合の解決方法はやはり・・・フォームA側から直接フォームBのイベントに+= 演算子でラムダ式を注入するのが一番いい。Showメソッドで自分自身のインスタンスを渡す必要もない。フォームBのソースを汚染することもなくなる。

ま、ちゃんとメソッドを定義して・・・いう書き方の方がいいのか、インラインでラムダ式を放り込む方がいいのか、書き手側の好みの問題でしょうか。

//FormA
private void Button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
  this.Hide();
  var formB = new FormB();
  formB.Show();

  //ラムダ式を注入
  formB.FormClosing += ( bs, be ) => {  Show(); button1.Text = "フォームBは閉じられた!";  };
  //デリゲートを追加
  formB.FormClosing += formBClosed; 
}
private void formBClosed(object sender, FormClosedEventArgs e)
{
    Show();
    button1.Text = "フォームBは閉じられた!";
}

また、FormBの子コントロールの特定のイベントにイベントハンドラを注入したければ、子コントロールにもフォームA側からイベントハンドラを注入してあげればいいが、フォームの子コントロールのアクセスレベルは private なので、単純に子コントロールへはアクセスできない。
そういうときは、フォームBのControlsプロパティから目的の子コントロールを得られる。

//FormA 
private void Button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
  this.Hide();
  var formB = new FormB();
  formB.FormClosing += ( bs, be ) => {  Show();  };
  formB.Show();
  var ctrl = formB.Controls["button2"]);
  ctrl.Click += (bs,be) => button1.Text = "クリックされたよ";
}
//エラー処理はしていないよ

メインフォーム ⇔ 子フォーム間の依存関係はできるだけ避けたいし、子フォーム間同士の依存関係もできるだけ避けたい。お互いのフォームがお互いのインスタンス(正確にはインスタンスへの参照)を持ってコードを書くとフォームが増えるに従って グチャグチャになってしまう気がする。。。
気をつけよう。

ファイル名に使えない文字

C# 備忘ログ。

テキストボックスに入力したワードをそのまま ディレクトリの作成やファイル作成とかのメソッドに渡すと、例外が飛んでくることがある。ほとんどの場合、?,:,/ などの文字をエスケープしてない!のが原因。めんどくさいのう! と思いながら、それらの文字をフィルタリングするメソッドを書いてたんですが・・・結構気の利くメソッドを見つけた。

Path.GetInvalidFileNameChars()とPath.GetInvalidPathChars()メソッド。

単純にコールすると、ファイルシステム上で使えない文字をchar[]配列に格納して返してくれる! ・・・が、ドキュメントを見ると、頼りないお言葉が・・・

このメソッドから返される配列は、ファイルおよびディレクトリの名前に無効な文字の完全なセットが含まれているとは限りません。

おいおい!仕事放棄するなよぅっっっッ!
ってなわけで、結局、”CON”やら”PRN”とかは自前でフィルタリングしないといけない・・・と。

//using System;
//using System.Text.RegularExpressions;
//using System.IO;
//using System.Linq;
//...
/// <summary>
/// ファイルシステムで使用できない文字をエスケープする。
/// CON,PRNなどの文字列の場合は、before,afterを前後に付けて返す。
/// 制御文字などの文字は、16進文字コードに変換する。
/// </summary>
/// <param name="str">検査する文字</param>
/// <returns>エスケープされた文字列</returns>
public static string EscapeInvalidPathChars(string str,string before="x",string after = "x")
  {
    string rv = Regex.Replace(str,
                              string.Format(@"([{0}])",Regex.Escape(new String(Path.GetInvalidFileNameChars()))),
                              m => Uri.HexEscape(m.Value.First()));

    if(Regex.Match(rv,@"^(CON|PRN|AUX|NULL|COM\d|LPT\d)$",RegexOptions.IgnoreCase).Success)
      rv = string.Format("{1}{0}{2}",rv,before,after);

    return rv;
  }

そういえば・・・CONCON問題とかあったのう。。。ブルースクリーンで一喜一憂してた時代でほのぼのしてたなー

Tweet image download agent.

【追記】2017/09/19 現在「いいね」画像のTL取得に失敗しているみたい。原因究明中(デバッグ中)使用しているアカウントがロックされたので、ちょっとお手上げ。ログインするととたんにロックされるのでビルド済みのファイルは公開中止。アカウントを永久凍結されると困るので、これにて終了(^^;; チキンハートw

ちょうどGUIをWinFomsからWPFに移行中でそろそろ完了しつつあったのでちょい残念。でもまぁ、WPFのバインディングやら非同期やら勉強できたので、いい教材だったかなと。


【追記】 2017/08/27 二段階認証に対応。画面をちょっと変更。ファイル拡張子の判別がちゃんと機能してなかった・・・他色々修正しまくり。


【追記】 2017/08/20 set-cookieヘッダの取得方法を若干変更。 現在2段階認証には対応しておりません。今度対応させます。


【追記】 2017/08/19 ログイン後の画像取得が失敗する不具合を修正。


【追記】2017/08/18 ↓の原因をほぼ特定。暫定的に修正したものを更新予定。


【追記】2017/08/17 ログインのプロセスが変更になった関係で、現在、ログインが成功しても画像の取得に失敗します。ログイン自体が失敗している模様です。また調査次第修正できるようであれば、修正します m(__)m


【追記】2017/07/09 取得するファイルタイプ(拡張子)、ファイルサイズの上下限を設定できるようにした。コードのリファクタリング実施。


【追記】2016/09/06 テキストボックスのところをコンボボックスに張り替え。新しいものから10個まで入力履歴を記憶できるように修正。他、諸々修正。


【追記】2016/04/27 GW前に、ちまちま修正他、検索ワードに対応。これで画像収集が捗るわい(^^;


ちょっと前に書いたツイッターの画像を一括ダウンロードするやつ、のGUI版を 非同期タスクのお勉強も兼ねて日曜プログラミング(^^;

コンソールでコマンドを打つ方が慣れているのでわざわざGUIみたいなクソめんどくさいもん書く必要もなかったんですが・・・。

とくに最近、C#でアシンクやらアウェイトやらウェイタブルとか今まで見たこともないキーワードがガンガン出てくるようなコードを見る機会が多くなったので、勉強がてら練習で作ってみました。・・・・というレベルです(m_m)
とはいいつつ、awaitとかasyncとかまだよく分からないので、Task.Run()をふんだんにちりばめてみました(^_^;;; ま、自分で使うツールだから動けばいいや。
検索とかはまだ実装していません、というか、自分には必要ないので、やるつもり無し。時間があればまたブラウザで解析して・・・時間があれば・・・。
そもそもこの手のツールは他にもっと便利なソフトが窓の杜とかVectorとか探せばあると思うので。。。
動画とかも落とせればいいかなー、とか思って昼休みにchromeの開発者ツールでちょっと調べてみたけど、結構めんどくさそうですね・・・。

twitterimageagent-1 twitterAgent2

Twitter APIじゃないので、ブラウザでの表示方法が変更されると誤動作するでしょう。

ビルド済みのファイルとあまり綺麗では無いソースファイルは、OSDN.JPの作業部屋 ↓↓↓から。(使い方よく分かってません・・・)
https://osdn.jp/users/earlgreyx/pf/TwitterImageDownloadAgent/wiki/FrontPage