2021年

■2021年5月4日
電気がないと無能化してしまう夢

電力供給が急に止まるとする。社会インフラのうちの一つ、電力供給がないと、他の社会インフラが破綻する。
情報が途絶え、物流が混乱し、都市生活はたちまち破綻するかもしれない。

そうなったとき、どういう職業についているのが良いのだろうか? と考えたとき、最終的に行き着くのは、第一次産業とよばれる職種なんだろうな、と思います。よくSFドラマなどで使い古された題材だけど、テクノロジーが破綻した未来は農耕社会に回帰する、みたいな。

僕の今の仕事で言えば・・・、あらゆる言語でフレームワークを使ってシステムを構築するのが主流だけど、じゃぁ、その便利なフレームワークが使えなくなった時あるいは、そのフレームワークでは解決できない事が出来た時、やっぱりその言語なりプラットフォームそのものの機能だけでシステムを組んでいけるような能力って必要だよね?、という風に、人間が生きていく上で、IT産業は非常に便利なものだろうけど、それが何らかの原因で無くなってしまったとき、「食物を生産する」というのはやっぱり必要な能力ではないのか。ちと、強引だけど。

第一次世界大戦が終わって20年後に第二次世界大戦、第二次世界大戦が終結してからもうすぐ80年ぐらい経つ。
最近の世界情勢をよくテレビや新聞、ネットニュース等から見聞きするに、ものすごく不安を感じることが多くなったと感じている。
「歴史は繰り返す」とよく云われますが、いまのままの日本の状況が未来永劫続くなんてことはまずないだろう。もちろん、続くように努力するのは当然なんだけど。

未知のウィルス、気候変動、大地震、戦争によって今享受している超便利な社会生活が一瞬にして無くなってしまう危うさを感じている。
その危うさを感じる一番の理由は、どんな状況においても「生き抜く」力が自分自身には全くない、という事に尽きてしまうんだ。

26年前の阪神・淡路大震災の際、僕自身は地方の大学で一人生活をしていたこともあり、難を免れたが、その時の生活の不便さは親からよく聞く。
そういうときの経験がないので余計に「無い」事の恐怖を感じることが多くなった。それだけ年を取ってる、ということなのかもしれない。

そろそろ自分の行く末を本気で考えなければならない時が確実にきている。
10年後、ハッピーな生活を送れているのだろうか。。。