2020年

■2020年01月06日


年のリセット。

ちょっと前に知ったワード「ベーシックインカム」。小難しいことはおいといて、国もしくは都道府県/市町村が国民に最低限必要な現金を給付してくれるという、風に僕は理解しました。細かいところは違うのかもしれないが、大きい枠組みの中ではこういうことだろう、と思います。

夢のような話ですが、結構な学識者がこれに肯定的な感じがする。要はお札をどんどん刷って、金を回し、貧困とセーフティーネットの不平等、その他もろもろの問題を一挙に解決しようという、稀有壮大な実験。

あまり頭の良い方ではないので理屈は分かりませんが、まぁそうなったら僕みたいな最低限度で生きていければいいという考えの人は、無理して働かなくなるでしょう。
この先AIの発達でかろうじて生き残っていた単純作業(仕事)はすべて自動化されるし、ちょうどいいんじゃない?

たぶん行き着く先は、中国のような信用スコアで管理される社会でしょうか。働かず、社会の役に立たないやつは、どんどん信用スコアはゼロに近くなり、
時の権力者(システム管理者?)に迫害を受けることになるんでしょうか。SFみたい話ですがたぶん、おそらく、そうなると思う。

ほんの少し前、近代国家成立まで、人をコントロールするために身体的な暴力を使い、究極的には恐怖で以ってコントロールしたきたと歴史の教科書で習った。まぁ、今でもそういう地域はあるけど。
また、情報・教育・文化を制限して知識のない従順な「バカ」を大量生産し、時の権力者を盲目的に従わせる、というようなことも行われてきた。

でも現在はそのような手段は使わず、替わりに「お金」(経済)という暴力でコントロールする時代になってくる。富める国は経済力にものを言わせて傀儡政権をつくり、少しずつ、ゆっくり、侵略していく。

今はお金がないと、何もできない。知識や情報を得るのにもお金、子供に高度な教育を受けさせるのもお金。そのお金をベーシックインカムという夢のようなシステムで国民をコントロールする。積極的に「何か」をしようとする人間を弱体化させる、その第一歩が「ベーシックインカム」ではないのか。
こんな見方は見当違いも甚だしいと思うけど、そういう来てほしくない未来にぞっとする。

まぁ、そんな単純な話では当然ないのだけど、日本は人口減少と経済力の低下が進んでいる!と盛んに宣伝する国、識者、マスメディア。そう遠くない未来の日本が、いったいどうあるべきなのか、どう進むのだろうか。

私が死ぬ数十年先の未来は華々しい未来が待っているのだろうか・・・? とりあえず、今日もロト7を買って1週間の夢を見よう。