2019年

■2019年10月21日


ウェブシステムなんて、要は ブラウザで解釈できるコードを動的に生成して、表示させるだけ。何も難しくない。PerlでもGoでもPythonでもJavaでもシェルスクリプトでも全部一緒。やり方が違うだけ。そのやり方にセンスの差がでるんだ。

あなたが作ったシステムが10年後に保守・運用されるている?そんなわけねーじゃん。今ある、大部分のウェブシステムは、AIで置き換えられるんだよ。
10年後、20年後、リニアが東京~大阪間の全面営業開始している頃には、いまあるウエブシステムなんてもう影も形もないだろう。HTTPプロトコルがまだ存在しているかどうかも怪しい。

そうなる前に、フレームワークなんてものを捨て去り、あなたが考えたアルゴリズムをコード化するのだ。
漫然と汎用フレームワークを使って誰のためにもならないコードを書くより、車輪の再発明を始めなさい。車輪の再発明がなければ、コードの新陳代謝が起こらないのだ。車輪の再発明は、あなたに新しい知識を得ようとするエネルギーの源になるはずだ。

URLルーティングを行うクラスがない? Composerのコマンドを叩くより前に、やることがあるだろう? ルーティングクラスを書きなさい。書いて動いたら、自分のコードを晒しなさい。ボロカスに批判されるだろう。あなたは、もっといいものを書きたい欲求がでるはずだ。

そうだ、それでこそプログラマーだ。

プログラマーは誰が作ったかわかんない、会ったこともしゃべったこともない人が作ったコマンドを叩くだけが仕事ではない。自分の頭で考えたアルゴリズムをもう一度キーボードを叩いてコードにしなさい。

require_onceを殲滅してオートローダーに置き換えたい? なら、今すぐ spl_autoload_register関数を調べて自分が考えた最善のアルゴリズムをコードにかきなさい、Composerのコマンドを叩く前に。

プログラマーのする仕事の99%は失敗することだ。コードを書いて、動かしたらエラーで落ち込み、バグを直して、エラーを撲滅し、また失敗する。その繰り返しがプログラマーの役割だ。バグが出ないコードを書くことが重要で偉い訳ではない。バグが出てもすぐに原因を推論できるようになることの方が重要なのだ。そのためには、徹底的にコードを書いて、失敗すること。

失敗することを恐れてはいけない。若いうちは10代~30代前半までは、たとえ大きな失敗しても、「あいつはまだ若いからな」と許してくれる。許してくれる間に失敗をしろ。40代~50代・60代になって失敗したら目も当てられない、世間は失敗を絶対許してくれない。もう再起はなく、人生も終わるだろう。

40代~50代・60代で失敗しないために、20代のうちにできるだけ失敗の経験を積んどくのだ。失敗を恐れてはいけない。まだあなたは若くて何度もリブートできるのだ。

そして、ここに失敗を恐れて何もしなかったオッサンがいる。グチを書いて憂さ晴らししている。。。そういうことだ。